オトカドールが恋しい話

オトカドールというゲームをご存じだろうか。

簡単に説明すると、プレイヤーの分身(ドール)と敵キャラクター(ライバル)でリズムゲームによるバトルを行い、勝敗に関わらず獲得できるライバル固有の武器やファッションアイテム、素材を集めドールの着せ替えを楽しむコナミのガールズ向けアーケードゲームである。1ゲームごとにライバルや着せ替えたドールが印刷されたカードが排出され、それらのコレクションを楽しむこともできる。

 

私はこのゲームが大好きだ。

数ある魅力の中からいくつか紹介すると、まず登場するキャラクターがかわいい。ドールもライバルも、めちゃくちゃかわいい。水彩画から飛び出してきたようなデザインのキャラクターたちのいる世界は、他の着せ替えアーケードゲームと比べアニメ感が低く、絵本の中のようである。

音楽もいい。さすがコナミとしか言い様のない質の高さで、のりのいい曲やしっとりした曲など様々で耳が楽しい。ちなみに私はこのゲームのCDアルバムも購入している。

そしてなによりアイテムの多彩さである。着せ替えゲームの命と言っても過言ではないだろうこの部分、ポップな服やゴージャスな服、ロックな服や着物まで、そしてそれぞれに靴やアクセサリーがあり、それが悉く超かわいいのだ。大変なことである。

(興味を持たれた方は、youtubeコナミ公式チャンネルに楽曲やプロモーションムービーが公開されているので、ぜひご覧いただきたい。そしてぜひ実際にプレイしてみてほしい。)

 

このゲームと出会って2年半、時間を見つけてはちまちまと遊び、集めたカードは250枚近くになっている。

一度どうしても我慢できず仕事帰りにショッピングモールに駆け込み、フロアの隅に設置されたキッズ向けゲームセンターで、子供達がはしゃぐ中ひとりスーツでピコピコ遊んだことがある。またゲームに熱中し小銭入れを開け閉めする手間さえ惜しくなり、人が並ばないか確認しつつ筐体に100円玉を数十枚積み上げたこともある。

 

オトカドールのメインターゲットは「ガールズ」(公式)、広い範囲を指しているようにも捉えられるが、この場合要するに女児である。

一方私はそろそろアラサーに片足突っ込む存在である。(どうでもいいことだがアラウンドって範囲が広すぎないか?)いい大人がこんなきらきらかわいいゲームを遊んでいいのだろうか…と不安がよぎることもあった、ところがどっこい調べてみると、プレイヤーの多くは20~30代女性とのことで、なーんだ周りにいないだけでみんな遊んでんじゃーん!オトカいいよねー!と妙にほっとした覚えがある。

 

妊娠や出産のため最近はゲームセンターへ行く機会もめっきり減ってしまい寂しいかぎりである。

どうか末永く人気が続いてほしい。かわいいドールやライバルたちにまた会いに行ける日まで私を待っていてほしい。ホルダーにしまったたくさんの大切なカードたちを眺めながら、いつか娘と一緒に遊べたらいいな、と思っている。